読書の備忘録

天然工房・林拓郎が何を読んだか、どうだったか、忘れないように記録します。
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マルドゥック・スクランブル/冲方 丁(うぶかた とう)
「天地明察」で本屋大賞を獲った冲方丁のSF作品。
早川文庫から3部作で出ていいます。

あらすじ
なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…

正直、1巻目の途中まではちょっといまいちなんです。主人公の少女バロットを狙って敵が襲ってくるんですが、その敵が魅力的じゃない。人体収集家達で結構グロい描写があるんですが、グロくても魅力的に描けていればいいけどそうじゃない。なんかこの小説に出てくるその敵キャラは使い捨てというか、作家の愛が感じられませんでした。…が。
2巻目からとたんに面白くなります。
少女バロットは自分の過去にケリをつけるため、賭博師シェルの経営するカジノに乗り込んでいきます。
ここからカジノが長い長い。3巻の終わり間際までカジノの話が続くのですが、これが面白い。
冲方さん、本当はカジノの本書きたいんじゃないの?って言いたくなるくらい熱のこもった描写です。

SFとか科学とか好きなら是非お勧めします。

「マルドゥック・スクランブル」の過去を描いた「マルドゥック・ヴェロシティ」というのも同じく3巻で出ていますが、これは読まないかな…続編なら読みたいけど、過去はちょっと…

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
(2010/10/08)
冲方 丁

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病院でのいろいろその3(完結編)
女医さんからズボンを脱げと言われて動揺する僕。
どこまで脱げばいいのだろう…
とりあえずズボンだけを脱いでみると「じゃあ横になって下さい」と言われたのでこれが正解だったよう。
ベッドに寝た僕の太股あたりを指で押さえ、血管を探し始める。
ちょっとずつ押さえた指を上にあげていき、血管をたどるようにしています。
僕は足から血を採るというその事実にびくびくしていました。

結局、採血は大して痛くありませんでした。腕に注射するのとおんなじくらい。チクっとするだけ。
検査はこれにて終了。採血(腕)→レントゲン→CTスキャン→採血(足)という流れでした。

診断結果は、肺炎(と思われる)。
断言できないのは夜間救急診療に行ったため、呼吸器科のお医者さんがいなかったためです。
しかもその日が日曜日で次の日も祝日だったため呼吸器科は明後日まで無いと。
それまでとりあえず入院しましょうと言われたんですが、すぐ治療してくれるならともかく、ただ呼吸器科を受けられるまで入院、というのはちょっと嫌だなと思い、勘弁してくれませんかとお願いしたら、入院は勘弁してくれました。

一度飲んだら1週間効く抗生物質(すげえ!)とその他もろもろのお薬をもらって実家に帰り、ばったりと倒れていたわけです。
みなさまもお気をつけください。肺炎こわい。

最近、咳のしすぎで肋骨がおかしくなりましたが、それはまた別のお話。


長らくお待たせしました。とりあえず天然な日々に載せたその1の続き。

シアターグリーンからタクシーに乗り、大塚にある大きな病院に向かいました。
一応時間外だったから診療してもらえるか電話をしてみたところ、不機嫌そうな女の人が電話に出ました。症状を聞いて「風邪みたいですね」と。露骨に来ないでくれと言っています。
その気持ちはわかる。時間外って医師も少ないし、軽い症状の人に来られると診るべき重篤な患者さんの治療が遅れるから、あまり歓迎はされないのです。ただ熱が高いことを理由にしてなんとか診てもらえることになりました。

病院に着くと3人ほど先に診察を待っている人がいました。みんな辛そう。15分ほど待って診察室に呼ばれました。
診察してくれたのは若い女医さんでした。若いっていうか、若すぎる。20代前半じゃないの?
一通り喉と胸を診て、女医さんは「気管支炎かもしれないですね」と。血液検査と胸部レントゲンを撮ることに。10年以上ぶりの血液検査を受け、レントゲン室に。ささっと終わってもとの診察室の前で待機。前にもらった薬は飲まないでくださいと言われたので、薬が変わって咳止めが効くようになるといいなぁ、と気楽に待っていました。と、再び診察室に呼ばれる。

女医さんは言いました。「CTスキャン撮りましょうか」
なんだこの流れ。重病!?重病なの!?
「左の肺が白くモヤっとしてるんですよ。肺炎かもしれない。肺炎なら入院ですね」そう言われると左胸が痛い気がしてくるから不思議です。落ち込みつつレントゲン室のとなりのCTルームに。警備員さんにまた来たの!?みたいな顔されました。
人生初のCTスキャンが終わり、また診察室の前で待機。入院だった場合の段取りを頭の中で整理しつつ待っていると、診察室に呼ばれました。

女医さんは言いました。「足の付け根から血液採りましょう」
重病!?重病なの!?僕はもうダメなの!?なに足の付け根からって!聞いたことない!
足の付け根に針を刺すという物理的な恐ろしさも相まってかなりビビる。しかし女医さんの手前「ああそうですね。採りましょうね」みたいな涼しい顔をしてました。有無を言わせずベッドに寝かされる僕。
話を聞いてみると腕から採血するのは静脈、動脈から採血するには足からということらしい。

女医さんは言いました。「ズボン脱いでください」
えーっと、パンツもですか?

その3に続く。
病院でのいろいろその1
お久しぶりでございます。たくPこと制作プロデューサー林拓郎です。長らく日記やツイッターでご無沙汰しておりました。
サボっていたわけではなく、私前回公演中から体調を崩し、肺炎に罹っておりました。肺が燃えておりました。
劇場でお会いした方は僕のマスク姿をご覧になっているかもしれませんが、みなさんお気をつけ遊ばせ。怖いですよ肺炎。ダメですよ風邪気味なのに放っておいちゃ。
というわけで、病院のお芝居中に実際に劇団員が病院にお世話になるという、リアリティを追求した公演だったわけです。

最初はどうも咳が止まらんなーと思っておりました。僕は体がめっぽう丈夫で、風邪ひいても大抵はご飯食べて栄養ドリンク飲んでたっぷり寝れば一晩で治ります。ところがこの時は治らなかったのです。とにかく病院にお世話になった経験が無いため、体調が悪い→病院、という思考は僕には無く、食って寝るしかない!と思っていましたが、井関さんから「病院に池」と怒られ、そうか体調が悪い時は病院に行くのか!と悟った次第です。

夜の公演しか無い日の午前中、家の近くの病院に行ってみました。咳が出ることが一番の症状だったので本来は耳鼻科らしいのですが、その病院には耳鼻科が無いため内科にかかることに。おじいちゃんおばあちゃんたちに囲まれながら順番を待っていると看護士さんに熱を計るように言われました。38,6℃。嘘。そんなにあるの。家には体温計が無いため熱は測っていませんでした(熱があるとわかると途端に具合が悪くなるような気がするし)。
名前が呼ばれて診察室に入ると、疲れた感じの女医さんが。ささっと症状を聞いて喉をみて胸に聴診器をあてて「ま、喉から来る風邪だね」。ですよねー。
劇場に行かなきゃいけないことを説明して、インフルエンザのように人に感染るようなものじゃないか調べてもらえないかと聞くと、鼻で笑われました。大丈夫なようです。咳止めと解熱剤をもらって劇場へ。

井関さんが早めに劇場に入っていてくれたので、経緯を説明。僕はただの風邪だと言われ安心していたのですが井関さんは言いました。「小さい病院は信用ならない」え?そうなの?そんなことあるの?
確かに僕も血液検査くらいはするかと思っていたら何もなかったので、そんなもんかと思っていたのですが、井関さん曰く「大きい病院へ行け」。うーん、そういうもんかな。
たしかに解熱剤飲めば熱は下がるけど効果が切れればまた熱上がるし、咳止めは全然効かない。井関さんに劇場を託して夜間診療がある大きい病院に行くことにしました。

長くなっちゃったので分割します。その2へ続く。

容疑者Xの献身/東野圭吾
なんか、特に感想を書くまでもなく皆さま読んでいるだろう一冊です。

東野圭吾は、「分身」と「探偵ガリレオ」しか読んでいませんでした。
面白いけど、そこまで突出しているかなぁという印象しかなく、読むものが間違っているのかな。
東野圭吾のお勧めがあったら教えてください。m(_ _)m
あまりにいろんなところで絶賛されている本著、確かに面白い。読み始めたら止まらなくなり、最後の真相まで一気に読み終わってしまいました。映画も同じオチなんだろうか。映画も面白いらしいので見てみよう。

余談ですが小説が映画化されたものって、小説を読んでしまうと大抵映画が楽しめなくなる。
小説では自分の頭の中で自分だけの映像化がなされているから、映画に違和感を感じちゃう。
しかも「ええ!そこをカットしちゃうの!?」とか映像で収まりきらない部分に物足りなさを感じる。
でも、優れた方法で映像化されているものもある。
個人的にすごく好きなのは、
小説「GO」金城一紀著と、映画「GO」宮藤官九郎監督。

小説「GO」は、金城一紀が大好きなので読んでいて、まったく期待せずに映画を観たら、これが良かった。
宮藤官九郎が小説に新しい要素を追加していて、確かに「GO」であるにもかかわらず、まったく別の作品に仕上がっていたからだ。どちらも最高に面白かった。お勧めです。

逆に、ものすごい印象として残っているのは、宮部みゆき「模倣犯」。この映画、見ました…?
小説の方は長いけど、面白いのです。最後の章まで進み、事件もとりあえずの終結を迎えたあとにふと登場する名前もない一般人の登場人物。この人に計り知れない感動を与えられるのです。詳しく説明できませんが、ぜひ頑張って読んでみてもらいたい。
で、映画。あれはすごい。ある意味すごい。でも、ひどい…。地上波でも流れているはずだけど、
犯人役のスマップ中居くんがとんでもないことに……。

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