読書の備忘録

天然工房・林拓郎が何を読んだか、どうだったか、忘れないように記録します。
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病院でのいろいろその3(完結編)
女医さんからズボンを脱げと言われて動揺する僕。
どこまで脱げばいいのだろう…
とりあえずズボンだけを脱いでみると「じゃあ横になって下さい」と言われたのでこれが正解だったよう。
ベッドに寝た僕の太股あたりを指で押さえ、血管を探し始める。
ちょっとずつ押さえた指を上にあげていき、血管をたどるようにしています。
僕は足から血を採るというその事実にびくびくしていました。

結局、採血は大して痛くありませんでした。腕に注射するのとおんなじくらい。チクっとするだけ。
検査はこれにて終了。採血(腕)→レントゲン→CTスキャン→採血(足)という流れでした。

診断結果は、肺炎(と思われる)。
断言できないのは夜間救急診療に行ったため、呼吸器科のお医者さんがいなかったためです。
しかもその日が日曜日で次の日も祝日だったため呼吸器科は明後日まで無いと。
それまでとりあえず入院しましょうと言われたんですが、すぐ治療してくれるならともかく、ただ呼吸器科を受けられるまで入院、というのはちょっと嫌だなと思い、勘弁してくれませんかとお願いしたら、入院は勘弁してくれました。

一度飲んだら1週間効く抗生物質(すげえ!)とその他もろもろのお薬をもらって実家に帰り、ばったりと倒れていたわけです。
みなさまもお気をつけください。肺炎こわい。

最近、咳のしすぎで肋骨がおかしくなりましたが、それはまた別のお話。


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長らくお待たせしました。とりあえず天然な日々に載せたその1の続き。

シアターグリーンからタクシーに乗り、大塚にある大きな病院に向かいました。
一応時間外だったから診療してもらえるか電話をしてみたところ、不機嫌そうな女の人が電話に出ました。症状を聞いて「風邪みたいですね」と。露骨に来ないでくれと言っています。
その気持ちはわかる。時間外って医師も少ないし、軽い症状の人に来られると診るべき重篤な患者さんの治療が遅れるから、あまり歓迎はされないのです。ただ熱が高いことを理由にしてなんとか診てもらえることになりました。

病院に着くと3人ほど先に診察を待っている人がいました。みんな辛そう。15分ほど待って診察室に呼ばれました。
診察してくれたのは若い女医さんでした。若いっていうか、若すぎる。20代前半じゃないの?
一通り喉と胸を診て、女医さんは「気管支炎かもしれないですね」と。血液検査と胸部レントゲンを撮ることに。10年以上ぶりの血液検査を受け、レントゲン室に。ささっと終わってもとの診察室の前で待機。前にもらった薬は飲まないでくださいと言われたので、薬が変わって咳止めが効くようになるといいなぁ、と気楽に待っていました。と、再び診察室に呼ばれる。

女医さんは言いました。「CTスキャン撮りましょうか」
なんだこの流れ。重病!?重病なの!?
「左の肺が白くモヤっとしてるんですよ。肺炎かもしれない。肺炎なら入院ですね」そう言われると左胸が痛い気がしてくるから不思議です。落ち込みつつレントゲン室のとなりのCTルームに。警備員さんにまた来たの!?みたいな顔されました。
人生初のCTスキャンが終わり、また診察室の前で待機。入院だった場合の段取りを頭の中で整理しつつ待っていると、診察室に呼ばれました。

女医さんは言いました。「足の付け根から血液採りましょう」
重病!?重病なの!?僕はもうダメなの!?なに足の付け根からって!聞いたことない!
足の付け根に針を刺すという物理的な恐ろしさも相まってかなりビビる。しかし女医さんの手前「ああそうですね。採りましょうね」みたいな涼しい顔をしてました。有無を言わせずベッドに寝かされる僕。
話を聞いてみると腕から採血するのは静脈、動脈から採血するには足からということらしい。

女医さんは言いました。「ズボン脱いでください」
えーっと、パンツもですか?

その3に続く。
容疑者Xの献身/東野圭吾
なんか、特に感想を書くまでもなく皆さま読んでいるだろう一冊です。

東野圭吾は、「分身」と「探偵ガリレオ」しか読んでいませんでした。
面白いけど、そこまで突出しているかなぁという印象しかなく、読むものが間違っているのかな。
東野圭吾のお勧めがあったら教えてください。m(_ _)m
あまりにいろんなところで絶賛されている本著、確かに面白い。読み始めたら止まらなくなり、最後の真相まで一気に読み終わってしまいました。映画も同じオチなんだろうか。映画も面白いらしいので見てみよう。

余談ですが小説が映画化されたものって、小説を読んでしまうと大抵映画が楽しめなくなる。
小説では自分の頭の中で自分だけの映像化がなされているから、映画に違和感を感じちゃう。
しかも「ええ!そこをカットしちゃうの!?」とか映像で収まりきらない部分に物足りなさを感じる。
でも、優れた方法で映像化されているものもある。
個人的にすごく好きなのは、
小説「GO」金城一紀著と、映画「GO」宮藤官九郎監督。

小説「GO」は、金城一紀が大好きなので読んでいて、まったく期待せずに映画を観たら、これが良かった。
宮藤官九郎が小説に新しい要素を追加していて、確かに「GO」であるにもかかわらず、まったく別の作品に仕上がっていたからだ。どちらも最高に面白かった。お勧めです。

逆に、ものすごい印象として残っているのは、宮部みゆき「模倣犯」。この映画、見ました…?
小説の方は長いけど、面白いのです。最後の章まで進み、事件もとりあえずの終結を迎えたあとにふと登場する名前もない一般人の登場人物。この人に計り知れない感動を与えられるのです。詳しく説明できませんが、ぜひ頑張って読んでみてもらいたい。
で、映画。あれはすごい。ある意味すごい。でも、ひどい…。地上波でも流れているはずだけど、
犯人役のスマップ中居くんがとんでもないことに……。

容疑者Xの献身 (文春文庫)容疑者Xの献身 (文春文庫)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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GO (角川文庫)GO (角川文庫)
(2007/06)
金城 一紀

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模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)
(2005/11/26)
宮部 みゆき

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有頂天家族/森見登美彦
大好きなもりみーの一冊。
文庫で出ていたので購入。

僕はもりみーの本の中では「夜は短し歩けよ乙女」が一番面白いと思っていたけど、この「有頂天家族」も同じくらい面白い!この人は本当に可愛い小説を書くなー。

【あらすじ】
糺ノ森(ただすのもり)に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。三男・矢三郎は面白主義がいきすぎて周囲を困らせ、末弟・矢四郎は化けてもつい尻尾を出す未熟者。この四兄弟が一族の誇りを取り戻すべく、ある時は「腐れ大学生」ある時は「虎」に化けて京都の街を駆け回るも、そこにはいつも邪魔者が!かねてより犬猿の仲の狸、宿敵・夷川家の阿呆兄弟・金閣&銀閣、人間に恋をして能力を奪われ落ちぶれた天狗・赤玉先生、天狗を袖にし空を自在に飛び回る美女・弁天―。狸と天狗と人間が入り乱れて巻き起こす三つ巴の化かし合いが今日も始まった。

なんだろうか、この可愛らしさ。読んでいてニヤニヤしてしまうのは「夜は短し~」と同じ。
とにかく、嫌なことがあったり、つらい時はこの本をどうぞ。心が軽くなります。


有頂天家族 (幻冬舎文庫)有頂天家族 (幻冬舎文庫)
(2010/08/05)
森見 登美彦

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エヴァ・ライカーの記憶/ドナルド・A. スタンウッド
父ちゃんに薦められた本。

タイタニック沈没の裏で行なわれた犯罪に関するサスペンス(ミステリー?ハードボイルド?)
分類できない作品です。

とにかく驚いたのが、半分過ぎくらいからもう解決編が始まるのです!
普通のミステリーだと解決編なんて全体の5分の1くらい(もっと少ない?)じゃないでしょうか。
物語前半はハードボイルド小説を思わせる、探偵役である作家のノーマン・ホールが足を使った聞き込み調査を行ない、事故に巻き込まれたりしながら真相にたどり着く。
物語中盤で関係者を一同に集めて秘密の解明を始める様は本格ミステリーです。

そして解決編の中身は詳細なタイタニックの沈没シーン描写。これがすごい。
僕はタイタニックの映画を見ていないけど、それでもゆっくりと時間をかけて沈没していく様子が克明に描かれ、ドキュメンタリーとしての魅力もあります。

そして最後にどんでん返しがあり解決に向かう、というあらゆる小説の良いとこ取りをしたような一冊。
それでも全く陳腐にならないのがすごい。

エヴァ・ライカーの記憶 (創元推理文庫)エヴァ・ライカーの記憶 (創元推理文庫)
(2008/08)
ドナルド・A. スタンウッド

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